Reincarnation Monarch

Chapter 1625: 1625 Episode One Thousand Six Hundred Twenty-two: The Waste


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「……封印か……」

イリスが目を細めて言った。

「ああ。神が封印したんだよね?それってもしかして、ルキフェル?」

「そうだ。封印をしたのは、ルキフェルだ」

ガイウスは、やっぱりなという表情となった。

「だろうね。でもさ、イリスも神ならその封印解けるんじゃない?」

するとイリスが難しい顔となった。

「……さてな……」

「無理なの?ルキフェルにしか解けないと?」

「わからん。やってみなければな」

するとガイウスが喜色満面となった。

「おお!じゃあやってみようよ」

だがイリスは浮かない顔であった。

その顔を見て、ガイウスが小首を傾げた。

「うん?どうしたの?やってみればわかることなんだから、とりあえずやってみようよ」

だがイリスが首を横に振った。

「そういうことではない」

「じゃあなに?」

「わたくしは悪魔たちと手を組む気などない」

ガイウスは両手を広げて呆れた顔をした。

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「なんでよ?ルキフェル倒したいんじゃないの?だったらそれくらいしか方法ないじゃん」

だがイリスは不愉快そうに顔を歪めるのだった。

ガイウスは疲れた顔をしてさらに言った。

「ねえ、何があったかしらないけどさ、ルキフェルよりも悪魔たちの方が嫌なわけ?」

するとイリスが嫌そうに一言だけ言った。

「どちらも嫌だ」

「わがままな……いや、どっちかって言ったらどっちと手を組むよ?」

「どちらとも組まん」

ガイウスは頬を引き攣らせた。

「……いや、ただの駄々っ子じゃん……あのさあ、どっちかって言われたら、どっちか言いなよ」

「嫌だと言うておる」

「……あのさあ、何でそんなに悪魔たちを嫌うんだよ?それを教えてよ」

だがイリスはそっぽを向いてガイウスを無視した。

ガイウスはさらに頬を引き攣らせるも、ここでくじけては先へ進めないと思い、なんとか気持ちを落ち着かせて改めて問いかけた。

「……頼むよ。教えてよ。何でそんなに嫌いなんだ?」

するとイリスがちらとガイウスを見た。

「……神と悪魔が仲良いわけはあるまい」

「いや、別に仲良くったっていいじゃん。そもそも神は一番偉いんだろ?だったら別に好きにしたらいいじゃん。なんでそんな決まり事に神が従ってんのよ」

するとイリスがいぶかしそうに眉をひそめた。

「……それもそうだな……」

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